2014年第一弾の活動として、1月29日に「顧客マネジメントどうですか?」をテーマに定例会を実施しました。

ITプロジェクトにおいて最も重要なステークホルダーの1つである「顧客」にフォーカスし、いかに彼らをプロジェクトに巻き込んで協力を得るか、という議題で事例の共有とディスカッションを行いました。

参加者からあげられた様々な「顧客マネジメントに苦労した」事例の中から、
 ・顧客部門間の調整が上手くいかない
 ・要件がコロコロ変わる顧客
の2つに絞って、PMBOK(R)の知識エリアである「ステークホルダーマネジメント」の手法を参考に「ではどうすれば上手くいくのか?」について意見を出し合いました。

どちらのケースにも言えることですが、顧客の上層部を上手く巻き込んでいざという時にトップダウンでプロジェクトを牽引してもらえるような関係を築いておくことが、顧客の協力を得るためのひとつのポイントではないかと思います。
そのための施策として、プロジェクトの早い段階で顧客上層部に参画してもらえるよう働きかけるとか、自分の上司にも動いてもらうよう普段から信頼関係を築いておくなどが考えられます。

PMBOK(R)におけるステークホルダーマネジメントは、識別→分析→マネジメント計画→実施→監視・コントロールという全体の流れには触れているものの、具体的な手段の部分がやや手薄なので、こうして事例を共有しディスカッションすることで何らかのヒントが得られるのではないでしょうか。

PMIJ_1月-01

















以上