PMI日本支部 中部地域サービス

PMI日本支部 中部地域サービス(PMIJ中部)は中部地域でのプロジェクトマネジメントに関わる実務者への支援や情報共有を目的としたコミュニティです。 プロジェクトマネジメントに興味のある方であれば、どなたでも参加できます。

2016年05月

5/25(水)のPMIJ中部、PMサロンのお知らせです。 

5月は『今更、初めてのEVM導入』を開催します。 

PMPの試験で必ず出る、EVM。でも実際に実務で使ったことがある人は、 
それほど多くないのではないでしょうか? 
今回のPMサロンでは、EVMを現場に導入した適用事例をお話しします。 
あなたの現場でも、進捗管理にEVMを使ってみませんか? 
尚、前半はEVM基礎編、後半を適用事例発表としますので、EVMって何?という 
初心者の方も安心してご参加ください。 

≪日時≫ 
5/25(水) 19:00~21:00 

≪内容≫ 
■テーマ 
 『今更、初めてのEVM導入』 

■概要 
1.EVM基礎編 

2.EVM適用事例 

お申し込みはこちら

http://kokucheese.com/event/index/397699/


みなさま、お誘い合わせの上、ご参加をお待ちしております。 

開催概要

日時2016年05月25日(19:00~21:00)
開催場所JBCC(株)名古屋NHK事務所
(名古屋市東区東桜1-13-3 NHK名古屋放送センタービル17F)
参加費無料
定員40人(先着順)
申し込み開始2016年05月10日 23時00分から
申し込み終了2016年05月25日 15時00分まで
懇親会場所成り行き(栄付近)
懇親会費3,000円程度を予定(税込)
懇親会定員制限はありません
主催
 

 
4月度のPMサロンは「情報システムの開発方法論及びその課題」と題しまして、
中部大学 小川裕克教授より、ウォーターフォール開発、インクリメンタル開発、アジャイル開発、
超高速開発などの開発手法のそれぞれのメリットやデメリット、課題についての解説を行って頂きました。


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プロジェクトの現場では、ウォーターフォールでの開発が一般的ですが、
近年ではアジャイルでの開発も少しずつ一般化してきていると感じられるようになり、
ウォーターフォールかアジャイルかの選択をする機会も増えてきましたよね。

ウォータ―フォール開発は、各工程での成果を確実に文書化し、承認した上で次工程へ進むため、
成果物が確実に残り、工程と対応する成果物が明確となり進捗管理や検収管理がしやすいというメリットがあります。
反面、要件定義時では明確ではなかった想定外の顧客の要望やニーズが、仕様を詳細化していく段階で明確に
なっていくため”どこまでが要件定義”なのかが曖昧になりがちであり、事実上の要件定義工程が長くなりがちです。

アジャイル開発は、優先度の高い重要な機能から開発に着手していき、顧客が実際に動くシステムを試すことができるため、
仕様の間違いや要求漏れに早い段階で気づくことができます。
反面、アジャイルは顧客の参画が必須であることや、要件定義~テストまで一気通貫したスキルが求められるため、
専門職(要件定義が得意な人、プログラミングが得意な人、テストが得意な人)の方の活用方法に苦労する。
などのデメリットがあるとのことです。

さらに、日本でのシステム開発の課題としては、アメリカの自社開発文化と異なり、
ベンダーへの階層的な発注となることが多く、
アジャイル導入に際しては、進捗管理や検収管理などについて、
あらかじめ契約条件を整理しなければならないという壁があり、
こうした理由から、まだまだアジャイル開発に踏み切れない部分があるようです。
企業が積極的にアジャイル開発を導入しないとアジャイルを経験した人材も増えていきません。

また、メリット・デメリットの解決策として、複数の開発手法を組み合わせる、
例えば、ウォーターフォールとアジャイルを組み合わせた、ハイブリット型の開発についても解説がありました。


私達は、こうした開発手法の基本的な考え方、メリット・デメリット・課題について、
きちんと理解しながらプロジェクトマネジメントを遂行しなければいけませんね。


以上。 

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